不動産トラブルってどのようなものがあるのでしょうか。簡単に教えて下さい。

〔この記事のまとめ〕 

 不動産を購入したり、売却する際、「質の悪い不良物件を購入してしまった」「その事実を知っていれば買わなかった」などのトラブルが考えられます。また、不動産を貸したり・借りた際にも、トラブルが起きることがあります。相続の場面でも不動産をめぐってトラブルが起きています。

〔本文〕

 不動産はとても高価な買い物です。だからこそ、質の悪い物件をつかまされたくありません。売却・購入という場面でなくても、不動産を借りたり、貸したりするときにもトラブルはつきものです。なるべくトラブルには巻き込まれたくないと考えられます。

〔不動産を買った/売ったことによるトラブルや疑問〕 

 不動産を購入するも、購入したあとに、例えば頻繁に雨漏りがする物件であった、実は法外な値段で購入していたなど、「質の悪い不良な物件を購入してしまった」というトラブル類型があります。

 その場合、売主に対して、購入した代金を返金してほしい、支払ってほしいと思うはずです。

 また、質の悪い不動産でなくとも、最初に丁寧な説明があれば購入しなかった、という場合も考えられます。例えば、購入したあとに、その物件で過去に亡くなっていた方がいた、眺望がきれいだと思ってタワーマンションを購入したのに、隣に建物が建築されてしまった、という場合です。

 このように、不動産の購入・売却にはトラブルはつきものです。

〔不動産を借りた/貸したことによるトラブル〕

 不動産を借りる、貸す場合にも多くのトラブルがあります。

  • 外国人やセクシュアルマイノリティであることを理由に家を借りられなかった。
  • 借りていた不動産を返すときに、敷金・礼金を返してほしい。
  • 大家さんから、出て行ってほしいといわれた。それならば、立退料を払ってほしい。
  • 居住用で家を借りたが、ピアノ教室をやっていた。ところが、大家さんから「約束違反だ、出ていってほしい」といわれた。
  • 借主が室内で亡くなって、部屋を汚した場合、大家さんにお金を請求されるのだろうか。

〔不動産を相続したことによって発生する疑問・トラブル〕

  • 親の不動産を相続したものの、不動産以外にめぼしい現金はない。どうやって分ければいいんだろうか。
  • 親の不動産を売却する場合、どうやって売却すればよいのだろうか。

 不動産をめぐるトラブル対応は、私が弁護士登録してから、力を入れている分野です。もし何かお力になれることがありましたら、御相談に乗らせてください。

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