お金にまつわる悩み

お金にまつわる悩み

「政治とカネ」に関する不祥事はどんなものがあり、何が問題なのでしょうか。企業献金についても教えてください。

 政治とカネに関する不祥事は、公職選挙法違反、政治資金規正法違反などが想定されます。これらは、公正・正確に反映されなければならない選挙結果を歪め、汚職等を呼ぶ可能性があるため許されません。企業献金については一律に禁止したほうがよいのではないかという考え方もあります。
 寄付について

寄附を受けることで収賄罪が成立する場合があるのでしょうか。収賄罪とは何ですか。政治献金との境界線はどこにあるのでしょうか。

賄賂とは、特定の仕事をしてもらったり、具体的な見返りを期待して渡すお金のことを意味します。一方、政治献金とは、議員の政治活動全般に対して、期待や支援を込めて渡すお金のことを指します。賄賂として渡せば収賄罪が成立する可能性があります。
お金にまつわる悩み

政治団体は営利事業をすることができますか

営利事業を行うことはできます。
 政治資金パーティ―にかかる収入

政治資金パーティーとは何ですか。

政治資金パーティーとは、パーティー券を買ってもらうことで、その収入(正確にいえば、パーティーにかかった費用をひいた、その残額)を自身の政治団体の政治活動費に充てることを目的としたイベントです。20万円までのパーティー券購入なら名前が公開されないこともあって活用されてはいますが、一方でお金の流れが不透明になりやすいとも指摘されています。
お金にまつわる悩み

経費の架空計上とは何ですか?

架空計上とは、政治団体が本当は支出してもいない経費を支出したとして、記載していることです。これは政治資金規正法の虚偽記入にあたります。場合によっては私文書偽造罪などに当たる場合もあるかもしれません。 日ごろから、議員自身が、どのような経費を支出しているかなど、大まかにでも把握しておく必要があるといえるでしょう。
お金にまつわる悩み

政治とカネの問題に対して、対策を取らないことはどのようなリスクが発生するでしょうか。

リスクがあります。次回の選挙において得票数を減らすことにつながります。
 寄付について

特定の政治家は、NPO法人であったり、一般・公益社団法人から政治献金をもらうことはできるのでしょうか。

NPO法人から政治献金をもらうことは控えた方がよいと思います。一般・公益社団法人からもらうことは問題ないと思います。
お金にまつわる悩み

政治団体の不適切な支出について教えてください。

政治団体の収入と支出については、政治資金収支報告書に記載され、公開されます。過去、報道された支出については、SMバーの利用代金、真珠製品代、ボクシング観戦や手品ショーのチケット代などがあります。政治家としては、国民・住民の賛同が得られないような支出は控えるべきように思います。
 寄付について

秘書給与に関してはどんなトラブルが考えられますか。

秘書が受け取る給与は秘書が受け取るべきものです。また私設秘書を企業が派遣するという場合にも気を付ける点があります。
お金にまつわる悩み

運動員買収と政治献金の違いは何ですか。

選挙に勝つために運動員にお金を渡すことは買収として禁止されていますが、一方で、政治献金(カンパ、寄付)をすることは政治資金規正法上、許されています。買収にあたるかどうかは、現金を渡した時の状況によって最終的に判断されます。
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